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バガヴァッドギーター の第章 (カルマ・ヨーガ、行いがヨーガになるとは?

この第3章はアルジュナの質問からはじまります。

●第2章まででクリシュナは、ヴェーダーンタの知識を教え、モークシャは純粋に自分自身の知識によってかなうものであり、行いはモークシャをかなえないと言いました。ですからアルジュナは、王子を隠退してサンニャーシーとしてこの知識の学びに没頭する生き方を望んでいましたが、クリシュナはアルジュナに王子として戦いなさいと言いました。

●ですから、アルジュナの質問は「あなたの言葉は、まるで矛盾しでいるように聞こえる。まるで私を混乱させているようかのように聞こえる。行いがモークシャをかなえるのか、知識なのかをどちらかをはっきり教えてください」だったのです。アルジュナにはカルマ・ヨーガの意味が分かっていませんでした。

●アルジュナの質問に答えて、クリシュナは言います。「おお、罪のない者よ。この宇宙の始まりの時に、私によって語られたことですが、この世には2つの専心した生き方があります。隠退した者(サーンニャーシー)にとっての知識の追求、ニャーナヨーガと、行いを追求する者にとっての行いを道具とした追求、カルマ・ヨーガです。」

こうして、第3章は、行いと、行いをヨーガに変える事の意味、カルマ・ヨーガの意味が詳しく教えられています。


【ページ数】 レターサイズ 227ページ【価格】3,240円